天才発明家トニー・スタークは、誘拐事件を機に兵器の危険性を悟り、自作のスーツで世界を守るヒーロー「アイアンマン」として歩み始める。体内の毒や企業・政府との対立など、次々に困難が襲いかかる中で、彼は自らの命を削りながら責任を背負っていく。 やがて地球が異星の軍勢に侵略されると、トニーはヒーローたちと共にアベンジャーズを結成。激戦の末、命がけでニューヨークを救うが、その経験は彼の心に深い影を落とす。 広大すぎる宇宙。 圧倒的な力を持つ異星文明――。トニーは初めて「自分では届かない脅威」の存在を知り、心の奥に「恐怖」を抱き始める。 それは彼の技術や行動の根底を揺るがす、新たな不安の芽だった。